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晴時々曇一時雨

高気密高断熱住宅に関する話題。 時事ネタなど。

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沼波瓊音教授の嘯傲(ぬなみけいおんきょうじゅのしょうごう)
大正時代、後の昭和天皇が狙撃をうけた事件についてのものであるが
昨今の政治状況についても謂えることと思い、ここに引用する。

安岡正篤著 日本精神の研究 p176 高杉東行の頁より

難波大助が恐れ多くも摂政宮殿下(昭和天皇)を狙撃し奉った時、飛報を聞いて痛憤を発した沼波瓊音教授、一日慨然として嘯傲すらく、

他の一切を考うるな
ただ虎の門の飛弾を思え
大助を責むる前に先ず我等自らを責めよ
内閣忽ち倒れたり
されど責任は首相にあらず、内閣にあらず、実に国民にあり、我等にあり
暴君「新聞」をして欲するが儘に方言せしめて些の批評些の制裁を加えざりし国民にあり木片を礼拝するは迷信ならず。範は内にあらず必ず外にありと信ずることこそ迷信なれ
古きを古きが故に尊しと為すは固陋ならず、新しきを新しきが故に高しと為すことこそ固陋なれ
大道千古
核心不易
流行はその皮相のみ
活発健全なる流行は不易を心として始めて行われる
大道あって始めて進歩あり
守るべきもの必ず内に在り。六合いずれの所か然らざらむ
因襲を打破せよと云う、然り因襲を打破せよ。博士に傾聴する因襲を打破せよ
起て、起て、国民
自国を卑しむを新しとし、歴史を無視するを新しとし、文弱を新しとし、姦通を新しとし、大逆をも新しとせんとする輩を不倶戴天の仇とせよ
なま悟りを踏み砕け、善悪邪正を明らかに審判せよ
而して悪を討ち邪を滅ぼすが為に世に人あるを思え
限り無く空論にさまよい、白人を偶像とする学者を溝に蹴入れよ
いかなる場合にも花鳥にうつつを抜かす雅客、術語を弄ぶ研究家の背中を胴突け
名利の肌に正義の衣着けたる政治家は悉く我が敵なり
心を与えずして知のみを与うる教官も将来の生活の為にそを聴く学生も悉く我が敵なり
松明を振れ、鉾を八面に振れ
思索は春永にゆずれ、今は直覚にて足る。哲学を止めよ。信仰に拠れ
書を閉じよ、才と策とを止めよ
国民悉く秀吉たれ。一人の家康を要せず。上野の砲声をよそに三田に書を講ぜし諭吉を学ぶな
虎の門の飛弾、凶はすなわち大凶なりき。然れども大なる哉(かな)直毘霊(なおびたま)
飛弾、殿下を犯す能わず。却って殿下を更に偉ならしめたり
尚且つ更に日本をして偉ならしめんとす
疑う勿(なか)れ、最後の審判者は我等の君臣の謂なり、メッシアの出世は我等の謂なり、弥勒の出現は我等奮起の予言なるを
国祖の令、雷の如く蒼天に響く
令のままに行進せよ
魔は多し。魔多ければ神愈々(いよいよ)強し
邪を蹂躙し、悪を寸断し、冷静を鞭ち、歩武整々と行進せよ
大日本帝国の旗を翻し、大日本帝国の鼓を鳴らし、堂々と行進せよ
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