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晴時々曇一時雨

高気密高断熱住宅に関する話題。 時事ネタなど。

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周辺ルートと中心ルート
「プロパガンダ」p32 思慮のないプロパガンダ、思慮深い説得より

「ペティとカシオッポによれば、説得に至る道筋には、周辺ルート中心ルートの2つがあるという。
周辺ルートの場合、メッセージの受け手は、その内容にほとんど注目しないし処理しようともしない。
何か別のことをしながらテレビを見たり、関心がない話題についての議論を脇で聞いているような
場合がこれにあたるだろう。周辺ルートの場合、送り手の魅力、周りの人々がそこで主張されている
意見に賛成しているかどうか、その意見に同意することに伴う快楽や苦痛など、単純な手がかりに
よって説得されるかどうかが決まってくる。
これとは対照的に、中心ルートでは、受け手は呈示された情報のメリットを慎重に考えようとする。
たとえば、受け手は積極的に反論を述べたり、こちらから質問して回答を求めたり、新たな情報を
欲しがったりするのである。このような場合には、メッセージの説得性は、このような吟味に
メッセージがどの程度耐えられるかにかかっている。」

プロパガンダについて学び、その影響から逃れ、あるいは利用していきましょう。



たとえば、三橋貴明さんや藤井聡さんが主張されていることと、ノーベル経済学賞受賞の
クルーグマンさんが主張されていることは、ほとんど同じですが、
三橋さんや藤井さんのことを「専門が違う」とか「経済学の素人」と呼び、
だから信用できない、だからそんな人を信用する人は頭がどうかしている
などの主張が散見されます。

これは、明らかに周辺ルートで「権威」を利用したものですね。
権威がある、あるいは権威がないということと
主張が正しいか間違っているかは、全く無関係でありますが、
人は「専門家」だの「ノーベル賞」だのラベルが付くことで、無条件に
信用してしまいます。

このようなプロパガンダの影響を避けるには、
権威をちらつかせて説得する人に注意することです。

そして可能なら、ソース・データを参照し、実際に確認してみましょう。

その時間がない場合は、周辺ルートを利用する主張を疑うこと!
間違っていると決めつけろと言っているのではありませんよ。
なぜ、周辺ルートを使うのか?中心ルートで勝ち目がないから?
自己の利益のため?などなど疑うことです。
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