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三橋経済新聞から転載しておきます。
今の私の考えと全く同じです。

FROM 東田剛


先週15日のTPP交渉参加表明の記者会見から、安倍総理の真意を深読みしてみましょう。

 まず、この発言。

「TPPはアジア・太平洋の「未来の繁栄」を約束する枠組みです。」

 この台詞は、交渉途中の離脱の可能性を封じるものでしょう。TPPが「未来の繁栄を約束する枠組み」なら、離脱する理由はないからです。
実際、総理は、途中離脱の可能性について慎重に言及を避けています。

 TPPについては、多くの論者が危険性を指摘し、多くの国民が懸念し、自民党内でも240人もの国会議員が反対論を展開しました。
 そんなTPPについて、あっさりと「未来の繁栄を約束する枠組み」だと断言する。これは、総理が、反対派の意見を真面目に聞く気はないことを暗示しています。

 もし反対の意見を真摯に聞いていたのであれば、仮に交渉参加を決断するにせよ、もう少し、苦渋の決断であったことを、におわしそうなものです。
 ところが、総理の記者会見は、終始、自信に満ちた調子で、TPP推進論者がいくら批判されても強硬に言い張ってきた二年前からの主張を、もう一度繰り返したのでした。

 要するに総理は、ずっと前から、議論の余地なくTPPに参加することを決めていたのです。
 総理が悩んでいたのは、TPP参加の是非ではなく、どうやって党内の同意をとりつけるか、でした。

 この記者会見で、(特に自民党を支持する)反対派は、「今まで一生懸命訴えてきたことは、何だったのか」と、激しい徒労感や虚無感に襲われたのではないでしょうか。
 それこそが、この記者会見の真の狙いなのです。
 すなわち、「何を言っても無駄だよ。もう入ることに決めたのだから。諦めなさい」というメッセージが送られているのです。

 さらに、総理は、こうも言っています。
「『TPPがアジア・太平洋の世紀の幕開けとなった』。後世の歴史家はそう評価するに違いありません・・・TPPへの交渉参加はまさに国家百年の計であると私は信じます。」

 後世の歴史家に評価を任せるというのは、政治家が説明責任を放棄して強行するのを正当化するときの言い草です。どんなに深刻な問題が生じたとしても、百年後は正しかったということになるのだから、今は言うとおりにしろということです。
 百年後は正しかったと評価されるなどという証明不可能なことを「信じる」と言い切ってしまった人には、何を言っても通用しないでしょう。
 つまり、これは、議論の打ち切りの通告なのです。

 だから、総理は、こう言うのです。
「私たちが本当に恐れるべきは、過度の恐れをもって何もしないことではないでしょうか。前進することをためらう気持ち、それ自身です。私たちの次の世代、そのまた次の世代に、将来に希望を持てる「強い日本」を残していくために、共に前に進もうではありませんか。」

 この台詞も、TPP参加に向けて前進あるのみ、途中離脱はないということでしょう。
 TPP反対論は「過度の恐れをもって何もしないこと」だと決めつけられています。批判や懸念は聞くに値しないというわけです。

 しかし、私たちが本当に恐れるべきは、過度の恐れをもって何も言わないことではないでしょうか。
 議論することをためらう気持ち、それ自身です。
 私たちの次の世代、そのまた次の世代に、将来に希望を持てる「強い日本」を残していくために、共に議論を続けようではありませんか。
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